世界遺産にしたい100%ソヴィエトスタイルの「タジキスタン・ホテル」

100%ソヴィエトスタイルのホテル、1976年から営業、100室を超える大ホテルであり、国の名前がホテル名になっていることから、この国で最も良いホテルであったと思われる。ソヴィエト崩壊後15年を経過するも建物、サービスともソヴィエト時代と概ね変わっていない。ソヴィエト時代、インツーリストホテルに宿泊したことがある人にはその回顧的な意味において非常に価値があるホテルだ。(2007年2月時点)

タジキスタンホテル

暗くなってから到着したので場所がはっきりしなかったが、タジキスタンホテルはドゥシャンベの中心に位置し、ぶらぶらと散歩するのに良いロケーションだった。 一泊50米ドルはオーバープライスとの評価が多い。1週間以上の長期の場合は10%は割引が可能となるようなので交渉してみる価値はある。でも味のあるホテルだ。

インテリア

部屋の構成はソヴィエトの時代のインツーリストホテルと同じデザイン、バスルームにシャワーブースが無いのでそのままバスルームを使用するとビショビショになってしまうがお湯の熱さと水量は十分だ。

ベッドはこれまたソヴィエト規格なのか、東ヨーロッパやドイツでも見られたが、私程度の身長でも足が出てしまうようなサイズだが、コンパクトにまとめられている。二人は到底一緒には寝られないな。だが決して寝心地が悪いベッドということでない。

照明はベッドサイドとも白熱(裸)電球だがやや暗いが慣れれば問題ない。湯沸し器(ケトル)と紅茶・コーヒーが容易されているのでわざわざルームサービスをお願いしなくてもよい。機能的には優れている。

窓際にデスクがある、サイズは小さめだが備わっていることが重要なので、これまた機能的と言わざるを得ない。

給湯:給湯器(ギザ)がバスルームに設置したタイプ。
暖房:中国製オイルヒータ、真冬はこれでは足りないかも。
冷房:窓枠に旧式の冷房が付いているが動くかどうか不明。

レストラン

朝食は1階のレストランで食べる。このレストランもソヴィエト時代と変わらぬインテリアと食事、コーヒーはインスタント。ロシアの湯沸し温水器、サモワールが備わっている。

現在、全ての部屋を使っているわけではなく、改修しようとしているように見えるが、ハテサテ、何をどのようにしようとしているのか想像がつかない。

ホテルからの景色

私の泊った部屋の表は公園で見晴らしがよかった。子供用の遊園地のような施設が見えた。ベランダがあり、夏場だったら気持ちがいいことだろう。

廊下側は、ソヴィエト時代各階で鍵を受け取る人(デジュールナヤ(worldspanさんに教えてもらいました。))の部屋だったようだが今はハウスキーパーが常駐している。洗濯物などそこへ持っていけば翌日には丁寧折りたたんでベッドの上に返却されていた。

レジストラーツア

タジキスタンは滞在登録をする必要があり、概ねホテルで手続きを行なってくれるが、5ドル(はっきり憶えていない)の料金を徴収された。この季節だからなのか宿泊客はパラパラという印象だった。

ソヴィエト時代、インツーリストホテルに宿泊したことがある人にはその回顧的な意味において非常に価値があるホテルだ。

クレジットカードでの支払い

Tajikistan Hotel USD50/night Inc.Breakfast
クレジットカードでの支払いも可能だが数%のコミッションが加算されたようだ。現金払いが手っ取り早い。

更新情報

2007年2月当時

タジキスタン・リンク

dummy box

Visit Japan CampaignJapan National Tourism Organization