タシケントからウランバートルへ出張

1週間前にウランバートルでの会議へ出席することが決まった。モンゴルは初めての国、VISAがいるだろうということと、どのようなルートで行くのか、先ず、頭に浮かんだ。この地域での横への移動はなかなか容易ではないのでどこかハブ空港へ出てからになることは予想が付いたがVISAがどこで取れるかが気になった。(2009年6月)

タシケント-インチョン(ソウル)-ウランバートル

インチョンから大韓航空がウランバートルまで飛んでいる。タシケントからなので月曜日、火曜日、金曜日しか飛んでいないので、モスクワか北京かと思ったら日程が丁度月曜日出発で間に合うことがわかった。航空会社の選択はアシアナか大韓航空の2社、インチョンからはモンゴル航空も飛んでいる。

Seoul

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Ulaanbaatar

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ソウルでモンゴルVISAを受領

日本国籍所有者がモンゴルへ入国するには事前にVISAを取得しておく必要がある。地域間での会議ゆえ、空港で取得できるとの主催者からの説明だったが、モンゴルのビザを持っていないとインチョンからのフライトで搭乗拒否されることがあるので、それ以外で取得するようにとの指示があった。個人的な出席ならば主催者のアレンジに従うのだが、今回はそうは行かない。

ウズベキスタンで取得できれば問題ないのだが、モンゴル大使館はなく、名誉領事がいるだけでビザの発給資格はない。よって、在韓国モンゴル大使館で受け取ることになった。事前にモンゴル外務省へは在モンゴル事務所から申請がなされ、招聘番号が発給されているのでこれとパスポートのコピーを持っていくことになっている。

しかしだ、ソウルは20年前に大韓航空でNYへ行く際、韓国式のホテルに一泊しただけでまったく土地勘がないし、その時は金浦空港だった。

一昨日、わがまま歩き韓国(ブルーガイド)という観光案内を借りたばかり、Google mapでやっとモンゴル大使館の場所を確認したところ。さて、どのように行くかは空港のホテルに相談することにした。

ソウルに到着してからの実際

タクシーでモンゴル大使館(Hannandon)まで84,500Won,

KALリムジンバス14,000 Won(Grand Hyatt-xx-xx-xx-Inchon Airport)

対円為替レート(Bloomberg)

VISA申請書類

1)申請書(領事部備え付け)

2)写真1枚(パスポートサイズ)

3)発給手数料 66,000+5,000 Won(韓国通貨のみ、5,000は緊急発行費用)

事前にパスポートコピーなどを送付して申請してあったので当日発給されたのであろう。

トランジットホテル(Day-use)

VISA取得とトランジットが12時間あるので今回は空港周辺のホテルをday-useで滞在することにした。行きはVISAを受け取る必要があり、取れなかったことを考えて荷物を引き取り一旦入国しなくてはならない。インチョン空港内にヨーロッパの空港のようにホテルがあるのかと思ったが、日本も同じだが、空港の外まででないとホテルがない。こういうときはサービスレベルの高いホテルに頼るのが一番とHyatt Regencyへ直接電話をかけ、ちゃんと対応してくれそうな印象だったので予約を入れた。Won 150,000。帰りもお願いしたが満室だったので、Best Westernにした。両方ともかなり近いようだ。立派な”Inchon Airport Hotel"というホテルがあったが40室のプチホテルだったので今回は見送ったが、インチョンのビジネス街だろうか、鉄道駅へ近く便利な印象だった。

Hyatt Regency Inchoeon

2003年にオープンした空港に最も近いホテル。空港到着出口1番及び13番出口前から15分後とにシャトルバスが出ている。運行時間は午前5時から午後11時まで、空港に最も近く3分程度でホテルに着く非常に便利なホテル。

部屋はスタンダードの広さで快適、ベッドの硬さも適度、ワーキングデスク、ソファ、その他もスタンダードで快適。インターネットは24時間20,000WON、速度は実測で3Mbpsは出ているのでまったくストレスを感じない。中央アジアでこの程度の速度は夢だ。day-useは8時間の利用で160,000Won(直接)、Hyattの名に相応しいサービスレベルのホテル、VISA受領の確認のためコンシアージュにお願いした。ただ、コンシアージュやレセプションの質は人によってばらつきがある。

帰りのday-useではケトルがなかったこと、ケトルを依頼しても電話してからかなり時間がかかったこと、ランドリーを依頼した人を確認せず間違えて配達に来たこと、それを伝えたにもかかわらずチェックインでそのランドリーをチャージ使用としたこと、レセプションであるメニューをレストランで食べられると説明を受けたが実際にはなかったなど細かいことが気になった。これはトレーニング不足だろう。

ホテルからソウル市内へはタクシーの他は空港へ戻ってリムジンバス、鉄道に乗ることになる。
2850-1 Woonseo-Dong Jung-Gu
Incheon 400-340 SOUTH KOREA
Phone: +82-32-745-1234
FAX: +82-32-745-1010

Hyatt Regency Inchoeon

Best Western Premier Incheon Airport

Hyattが取れなかったので予約したが、最終的にHayttが取れたのでキャンセルした。空港13番出口前からシャトルバスがあり、場所はHyattの少し先になる。料金は90数ドルのオファーだった。
#2850-4, International Business center, Unseo-dong, Jung-Gu,
Incheon, South Korea. 400-719
TEL: +82-32-743-1000 FAX: +82-32-743-1004

Best Western Premier Incheon Airport

ウランバートル

まったく予備知識を持たないで出張したことと会議で外に出なかったので

昼夜の寒暖の差がある。6月なので

ゲルという遊牧民のテント

ウランバートル駅

その昔、今でも運行されているが、北京発ウランバートル経由モスクワ行きの鉄道が走っている。シベリア鉄道、イルクーツクの手前のウランウデ(ブリヤート自治共和国)で合流する。はるか昔にウランウデ駅で見たステップの光景がウランバートルと重なった。今回は時刻表を購入して駅を後にした。

ウランバートルのホテル

主催者側が会議の場所と同じホテルを予約したので

Kempinski Hotel
East Cross Road, Peace Avenue, Bayanzurkh District, Ulaanbaatar
Tel.: 976 11 463464 Fax: 976 11 463464

アシアナ航空と大韓航空

今回、タシケント−インチョンをアシアナ、インチョン−ウランバートルを大韓航空を利用した。大韓航空に搭乗したのは20年ぶりになるが、韓国系航空会社を比較するには丁度良い機会だった。機体は両航空会社とも同じA330-300だった。一言で言えばアシアナのが設備が良いしサービスレベルも高い。アシアナはエコノミークラスでもシートの前にディスプレイがありエンターテイメントを楽しめるが大韓航空は共用大型スクリーンのみ、されどアシアナのエンターテイメントの中身は並クラスだろう。このシステムは機内から電話もかけられる。サンプルが少ないのでこれが全てではないが、アシアナのフライトアテンダントの対応もプラスの印象だ。

(2009年6月26日)

ウランバートル出張リンク

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