通信事情

 2009年2月以降現在の情報です。1990年代から2期にわたって日本政府の円借款(総額250億円)が供与され、デジタル交換機及びバックボーンの整備(光通信網)が全国的に完了(2006年)しているので基幹通信インフラストラクチャーは良好と思われる。

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固定電話

通信幹線の光ファイバー化及び交換機のデジタル化が進み通信環境は良好と思われる。ただし、ソ連時代に敷設した電話網(銅線)はばらつきがあるようだ。

タシケントの電話番号が1で始まる電話番号は現在2に置き換えられている。理由不明。

http://www.uztelecom.uz/en/

携帯電話

ウズベキスタンの携帯電話会社

上位3社(下記、上から3社)で携帯電話加入のほとんどを独占しているようだ。通信システムはGSMが主体だが3Gも可能。

Beeline Uzbekistan (form. Daewoo Unitel) GSM standard

Beeline1, Bukhara Str., Tashkent
tel.: (+998 71) 233 33 30, 232 12 21
International dialing code: +998 90
web-site: www.beeline.uz


MTS Uzbekistan (form. Uzdunrobita) GSM-900/1800 and DAMPS standards

MTC 16, Usman Yusupov Str., Tashkent
tel.: (998 97) 130 09 09, 131 09 09, 103 09 09
International dialing code: +998 97
web-site: www.mts.uz


Ucell (former Coscom) GSM 900/1800 standard

Ucell118, V.Vakhidov Str., Tashkent
tel.: (998 93) 180 00 00, 181 00 00
International dialing code: +998 93/94
e-mail: inform@coscom.uz
web-site: www.ucell.uz


Perfectum Mobile SDMA standard

Perfectum

24, T.Shevchenko Str., Tashkent
web-site: www.cdma.uz

SIMと携帯本体

プリペイドSIMカード6,000Sum、本体USD35より。ナボイ通りの電気屋街で入手可能。Nokia, Sony Ericson, Sumsong等携帯電話本体はナボイ通りの電気屋街で購入できる。最新モデルはやや時間差があり購入可能となるが数量は非常に少ない。ちなみに私はNokia 3120 ClassicをUSD127で購入した。N82 ($320), N85($380), N96($490), i phone 3G 8GB($650)もみかけるが、新型の3GSはまだ見ていない。(2009年10月)

amazon.co.jpでの価格はこちら。amazon.comはこちら

Nokia 3120Nokia N82Nokia N96iphone 3G

インターネットへの接続

ADSL及びダイヤルアップが可能である。またWiMAX技術を使った広域無線LANをEVOがタシケントをはじめ地方都市でも展開している。

インターネットプロバイダ(ISP)

地区により(電話番号により)、接続できるISPが限定される。何れのISPもADSL及びダイヤルアップサービスを提供している。1で始まる電話番号は現在2に置き換えられている。料金はUSD20-50と幅があり、下りの速度も256kbps-1Mbpsの仕様だ。知人宅がSharq Streemの1Mbps/secで契約しているので比較のため下り接続速度をBPNで測定してもらったところ、TshTT(256kbps)と同様230kbps程度の結果だった。(2009年4月)

TshTT (UzbekTelcom)

TshTT私が契約したアパートではこのTsTT(Uzbek Telecom運営)以外申し込めなかったので選択肢はなし。申し込んで3日程度で接続が可能になったことはこの国では珍しく素晴らしいと思ったが、接続に来たIT技術者はインターネット接続にそれほど詳しくなく、IPアドレスを指定しての接続をしようとしたので、DHCPのでIP自動取得での設定をお願いしたところ、結果として出来なかった。よって、自前でルーターを設定してDHCPによるIP自動取得設定を行なった。日本でルーターを設定したことがあれば説明が英語になるだけで同じことなのだ。

契約書はロシア語なので誰かに助けてもらう必要がある。トラフィック容量を超えると自動的に切断されデポジットを支払わないと再接続されない。WEBに確認ページがあるが露語だ。普通に使っても1GBを時々超えた。(2009年3月)

Speed: 256bps/sec, Max traffic volume: 1GB, Fee: 30,000Sum/.month

Router: D-Link DSL2500U

No initial fee, free setting and free rental router

http://tshtt.uz/

EVO

EVOEast Telecomの無線インターネットIPS、WiMAX technology(Wi-Fiより広範囲に電波が飛ばせる技術(802.16e-standard))により、2008年9月からタシケント市で、3年以内にウズベキスタンの各都市で供用開始を予定してる。タシケントの中心部は概ねカバー(こちらで確認できる。)しているようだ。Homeユーザー向け料金体系、その他、ビジネス用も用意されている。TshTTはストレスが溜まるのでEVOに乗り換えた。しかし、トラフィック容量とバックアップのため、両方使っている。(2009年8月)

EVOのカバレージ

左の地図に示されているのがカバレージエリアである。EVOを申し込むと事前に電波の強さを測定するためが示されている

【料金改定】

多分、2009年8月1日からだと思うが料金が改定された。月額$25、$35、$55、$100とプランが多様化し最低加入料金が下がったものの、これまでの月額$49のプランでは8:00-23:00が月→300MB/月(月額$35プラン)、23:00-8:00が10GB/月→3GB/月(月額$35プラン)となり、これまでの月額$49のプランと同等なパケット量のプラント比較すると倍の月額$100になっている。想像だが、このサービス、2008年8月に開始されたので最初の1年間はプロモーション期間だったのだろうか。本来ならば加入者数が増え値下げされるべきだと思うがその逆になっているのはウズベキスタンだから?(2009年8月)

どの程度のトラッフィックか?

現在、2009年末まで8:00-23:00は+200MBのサービスがあり、TshTTとの併用で追加料金なしで使えているが、計500MBだと直ぐに超過するのでトラフィックの確認をしつつ使っている。夜間トラフィックは問題なし。

New Tariff (Aug. 2009)

Tariff plan Speed Connection fee,USD Monthly fee, USD Within the limit,MB Over-limit price per MB, USD,MB
8:00 - 23:00  23:00 - 8:00  8:00 - 23:00  23:00 - 8:00
Start 1  to 1024 Kbps  30 0 0 0 0.15 0.03
Start 2  to 1024 Kbps  30 25 200 2,000 0.14 0.03
Start 3  to 1024 Kbps  30 35 300 3,000 0.13 0.03
Start 4  to 1024 Kbps  30 55 500 5,000 0.12 0.03
Office 1   to 1024 Kbps   30 100 1,000 10,000 0.11 0.03

EVO's New Tariff

Tariffs for Home mobile WiMAX*(2009年7月までの料金)

Tariff plan Speed Connection fee, USD Monthly fee, USD Within the limit Over-limit price per MB, USD
8:00 - 23:00 23:00 - 8:00 8:00 - 23:00 23:00 - 8:00
Mobile 0 upto 1024 Kbps
99
0*
0
0
0.12
0.06
Mobile 1000 upto 1024 Kbps
30
49
1GB
10GB
0,07
0.01
Mobile 1500 upto 1024 Kbps
30
69
1.5GB
10GB
0,07
0.01

*Tariff plan Mobile 0 is raised only the monthly payment for rent of the user's equipment at a rate of $5.

その他、詳細は以下のwebで。(2009年5月)

http://evo.uz/en/

TPS

East Telecomの有線インターネットIPS。webが露語なので詳細不明。

http://www.tps.uz/

Sharq Streem

料金体系上、このISPがリーズナブルだったがサービス地区でない(ここはTs1(中心部の中心なのだが)ので諦めざるを得なかった。

http://www.sharqstream.uz/

Tariff Plan

Tariff plan
Speed of data transfer download /upload, Kbit/sec
License fee,USD/month
Volume of traffic included in subscriber's LF, Gb
Price for excess in volume of the prepaid traffic,per 1 Mb
"STREAM Standard"
128/128
15
0,65
0,05
"STREAM Active"
256/128
20
1,0
0,046
STREAM Optima
512/128
30
1,5
0,04
"STREAM Profi"
1024/256
40
2,0
0,035
"XS - STREAM"
64/64
29.8
Unlimited
-
"S - STREAM"
128/64
65
Unlimited
-
"M - STREAM"
256/128
120
Unlimited
-
"L - STREAM"
384/192
200
Unlimited
-
"X - STREAM"
512/256
350
Unlimited
-

(2009年5月)

SARKOR Telecom

Uzbektelecom傘下とも聞くが状況不明。英語版WEBページあり。

http://www.sarkor.com/en/

BUZTON

かなり高い接続料金の印象、64kbpsで下表の料金、128kbpsでUSD120、256kbpsでUSD220、512kbpsでUSD500と高い、ビジネス用ではないだろうか。

http://www.buzton.uz/

Tariff ADSL 64kbps

  Description Lump sum (USD) Monthly payments (USD)
1. Telecommunication Internet access by ADSL
100
2. Prepaid traffic 0,5Gb
60
3. For each additional 1 Mb traffic
0,12
  TOTAL:
100
60

(2009年5月)

TshTTでのADSL接続メモ

TsTTからの接続に来たIT技術者ではDHCPによる接続ができなかったのは前述の通り。

問題は、規定のDL容量を超えたとき、自動的にシャットダウンされてします。その際、デポジットを入れておけばよいのだが、入れておいても自動的にデポジットから超過分を振り返るような申請をしておかないと再度切られてしまう。

当初、大家に全て任せていたが、要領を得ないので自分で支払いをすることにした。オンラインでプリペイドカードを購入して支払えるとのこと、まだ、試していないが結果は如何に。

Speed: 256bps/sec, Max traffic volume: 1GB, Fee: 30,000Sum/.month

Router: D-Link DSL2500U

ホテルでの接続

Dedeman及びSAS Radissonは問題なく無線LANに接続が可能。 その他のホテルも同様だろう。中級ホテル(PoyxやBekでもサービスは提供されている。

インターネットインフラ

ゲートウェイの容量が問題、さらにウズベキスタンからアクセスするサイトのほとんどが国外ということも逼迫している原因の一つだ。

格安長距離電話

Uzbekistan Cell Phone Card

Uzbekistan Phone Card

郵便

ウズベキスタンはEMS対象外だが、ウズベキスタンの郵便局にはEMSのサインがデカデカと掲げられているのはどういう意味か不明。日本から雑誌を航空郵便で3月に送ってもらったが、到着まで1ヶ月かかったが紛失は免れた。通常7-14日程度で届く。

小包郵便はタシケント駅横にある郵便局からしか送れない。

IT開発センター

政府のIT推進開発機関と思われる。

UZINFOCOM Computerization and Information Technologies Development Centre

通信事情と日本の協力(円借款での通信網整備)

日本政府からウズベキスタン地方通信網拡充事業フェーズI(1995年)及びフェーズII(1999年)に対して円借款が供与され、基幹通信網の近代化が実施された。事業実施はNEC、同社は1990年以降、衛星地上局及び国際交換機を受注、円借款事情では光通信網整備を担当した。

フエーズIIでは通信網の整備が遅れているウズベキスタン中西部(カラカルパキスタン、ブハラ、ナボイ、ホレズムの4地域)を中心にデジタル交換機、伝送システム、放送システム、無線加入者回線等が整備された。

ウズベキスタンの通信事情詳細

UNDPから”Review of information and communication technologies development in Uzbekistan for 2006-2008"という報告書が英文・露文で出ている。

通信リンク

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